アリゲーターガーは熱帯魚店の錬金術だった!!?

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どうもアリゲーターガーが熱帯魚として販売されていることが腑に落ちなかったので、少し考えてみたところ、熱帯魚店の儲けのカラクリがそこにはあるように思います。

ニュースで話題のアリゲーターガー

最近、ニュースでよく見るアリゲーターガー。アメリカ南部を生息地とする世界最大級の淡水魚。熱帯魚として販売されていて、飼えなくなった人が川や池へ放流しているとのこと。これが生命力が強く、天敵もいないので、多くの魚を食い荒らしている。

うなぎや鮎なんかも餌となるらしく、漁業やっている人たちにも大迷惑をかけているらしい。TVで捕獲大作戦をしていたが、多くのは失敗していた。多分、懸賞金かけたらすぐに捕まえれるだろうなと思ったけれど、この淡水魚、かなりやばい。

その名の通りワニのような口を持った淡水魚のようで、噛まれると大怪我をする。そんなのよく捨てるな、何やってんだよ飼い主さん!!ってずっと思っていたが、その認識は間違えていたようです。

 

アリゲーターガーは熱帯魚店の錬金術の1つ

初めにちらっと書いたように、この淡水魚、世界最大級の淡水魚なんです。大きくなると2m程度になる。今まで最大で252cm、157kgの個体が確認されたことがあるらしい。(wikiより)。しかも長寿で30年から50年は生きるとのこと。

それだけ大きくなるものを人が買って育てるって、普通できますか?普通できませんよね。それだけ大きくなった魚を飼うための場所と餌代はどれだけかかるのでしょうか?一説によると、以下の数字が出ているようです。

  • 一時費用:水槽250万円
  •  維持費:水道代:8万円/月、餌:8万円/月

はい、無理ゲーです。そして少し考えましょう。この中の餌代、どこから調達するのでしょうか。熱帯魚店さん丸儲けですね。ちなみに、販売するときは稚魚の段階で売るらしいですから、小さくカッコイイと思って買う人もいるでしょう。そして熱帯魚屋さんは月額利用料かのごとく、数千円から始まり何万円ものお金が自動で入ってくるんですね。素晴らしいビジネスモデルだ。

アリゲーターガーが熱帯魚屋さんのATMに早変わりです

チャリーン、毎度あり〜!もっと買ってくださいよ〜。

私、ウハウハですw

って感じ?

それを知るのは、アリゲーターガーがある程度大きくなってからですね。

「マジ?こんなに大きくなるの?

 あれ?俺よりイイもの食べてない?

 お前いなくなれば、もっと良い生活できるのに!

 よし、殺すの可哀想だから、その辺に捨てよう!」

で、今の大問題が発生中です。普通、捨てたくなりますよね。

 

アリゲーターガーは飼育できる魚ではありません

ある人は飼いやすい魚だとか言っていますが、はっきり言って嘘です。2mの大きさで餌代とか維持費が人間一人分よりかかり、それが30年から50年も一緒に暮らさないといけないんですよ。そんなアリゲーターガーが飼いやすいはずがありません。しかも噛まれたら大怪我です。

今から買おうとしている人、絶対に買わないことをお勧めします。

2017年からは特定外来種に指定されるため、それ以降は購入や譲渡、販売もすることはできないので、買うなら今しかないですがw。今飼育されている場合は、申請すれば飼い続けられるようです。でも捨てると捕まりますので、注意してくださいね。

買いたくない人は、保健所とか市役所に連絡して廃棄してもらうっていう手もあるのかなと思いますので、一度相談してみるのもいいでしょうね。

熱帯魚屋さん、もっとちゃんと説明してね!

今販売してATMいっぱい作ろうとしている熱帯魚屋さんは、このことを飼い主になる人にきちんと説明してくださいね!。迷惑でしかありませんので。

というか、自主的にアリゲーターガーの販売を自粛してください。大きな湖とかで湖水浴ができるところとかもあるので、そんなところに放流でもされたら大変なことになります。

テレビやニュースでは飼い主の責任と言っていますが、私は熱帯魚屋さんこそ責任を果たせていないと思います。買えないものを押し付けているようなものですから。

今となっては仕方ないですが。飼いたくなくなった人がいれば、きちんと廃棄できるように相談に乗ってあげてください。

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