
純粋にさくらを楽しめる環境を作って欲しい。花粉症患者からの熱き願い!
毎年4月になると、綺麗なさくらを見ようと花見客でごった返す各地の名所。多くの人は一年にたったの1週間から2週間だけの短い楽しみに心を躍らせれることでしょう。
でも、この季節、この時期に見えない悪魔が飛散しています。そう、それが花粉です。スギ花粉、ヒノキ花粉、東北、北海道では白樺?でしょうか。目に見えないこれらの悪魔たちが多くのは、たった数週間しかない一番の楽しみの邪魔をします。
さくらが綺麗だと花見をしたくてもマスクやメガネに覆われた格好で、しかも飲みたくもない花粉症のクスリ漬け状態の体で出かける人も多いことでしょう。花見をじっくりと鑑賞することができずに、少し花見をして帰るだけの人も多いことでしょう。私もその一人です。さくらの花道を一回歩いて帰るだけの日々。帰ってすぐお風呂で花粉を洗い落としています。
発症人数は推定3000万人とも言われているこの国民病とも言える病気。国はなぜこれらの対策をしていないのでしょうか?
今回は花粉症患者が増えることで利益を得ている人や団体がどこなのかを洗い出してみます。
また、あくまで感想ですのでご了承ください。
悪の巣窟はど〜こだ?花粉症を拡散させる要因
はじめに言えるのは、花粉症になった人で嬉しい人は特殊な人以外いません。重要なのは、自分が花粉症になろうとも、花粉症になる人が増えれば利益を得る人がいるという事実です。
ある議員さんは自分が花粉症だがと前置きをしながら杉の重要さを説きましたが、お金や既得権益を守るためなら花粉症程度は我慢するでしょう。そういうのはとってつけただけの杉重要論です。
ここでは、花粉症によってどこが利益を得ているかという視点で記載しました。その団体や業界が花粉症を支援しているかどうかはわかりません。ただし、それの団体や業界が本当の意味での花粉症対策を遅らせている原因になっていると思って書いています。
政治家(浄くない一票)
動かざること山の如しとは、行政を表す言葉のようです。行政機関が花粉対策を講じれば花粉症患者を減らすことが可能です。
杉を無くせない理由の説明として杉の木材の重要性や二酸化炭素濃度の問題だの色々書いています。実際は、国産の木材は高すぎて使えないということと、杉や檜の多くが人工林で形成されている(つまり後で人が生やしたもの)なので、説明が破綻しています。
説明が破綻しながらも、杉を供給しなければいけない理由が政治家にはあります。それが浄くない一票です。杉を増やすこともしくは花粉症患者を増やすことで利益を得ている人からの一票が政治家にとっての一番の利益(既得権益)となります。
圧力は一切かかっていないとおっしゃった政治家の方がいますが、圧力はどこからどこにかかっているかわからない中で「圧力がない」と言い切れるところが不思議でなりません。本当に圧力がないなら、「少なくとも私のところには圧力はない」としか言えないはずなのです。
また、圧力がないというなら早速対策を講じていただきましょう。多くの国民の苦しみを見ていながら、変な理由つけて対応しない政治家は問題視すべきです。
日本医師会、日本薬剤師会
花粉症患者が増えて利益を得るところの第二候補は医療関係従事者です。その元締めが日本医師会や日本薬剤師会ですね。政治家への献金や票を確約する対価として色んな要求をしているようですね。
花粉症にかかる医療費は年間約3000億円と試算されています。現時点では3000万人の患者(顧客)がいるためこれ以上患者が増えても対応出来る状態を超えてしまいそうですね。
医者不足と言われる昨今、本来発症しなくてもいい花粉症のために働くお医者さんが多く必要なことは無駄でしかありません。早々に花粉対策をしてくれと国に要求するのが一般人の感覚ですがお医者さんの団体はどういった要求をしているのでしょうか?
利益だけを見ると花粉症での儲けは莫大な金額になっています。しかも人が死なないというところが一番いい。リスクが少なく患者が豊富で必ず儲けることができるウハウハな金のなる木が花粉症だということはわかります。
医者の方は病気を治すのがお仕事であり、病気を発症させないことがお仕事ではありません。この辺りの認識の違いが微妙なところだと感じます。
ちなみに、医療費は1割から3割と患者が医療機関に直接支払う金額は少ないですが、補填される7割から9割(一部の人は10割)は全て国民の負担(一部の人を除く)になります。お金が足らないからと大手企業の健康保険組合の資金(企業の従業員が積み立てている)にも手をつけているのが現状です。
それでも足りない不足分は最終的には税金でまかなわれます。見た目の負担(支払う金額)が小さいせいで国民はあまり意識しないため、話題になることは少ないですが自分たちで全てのお金を払っていることを自覚する必要があります。
国民の無駄な負担(体の負担、心の負担、そしてお金の負担)が多いのが花粉症だという自覚が日本医師会や日本薬剤師会の方々にはあるのでしょうか?あるなら誠意を見せてほしいものです。医者不足の一つの要因となっている花粉症対策として、杉や檜を切れと大々的に要求してほしいものです。
製薬会社
次に製薬会社の利益額も半端ないです。ある製薬会社の人は、花粉症の薬の販売金額は他に比べてそんなに多くはないから圧力かけているのは製薬会社じゃないなどとおっしゃっていたようです。
と言うわけで販売金額を調べてみました。久光製薬株式会社のアレグラFXは売上が2016年2月度決算の販売金額が20億とあります。確かに大したことないなと思う数字ではありますが、実際に薬局で購入する金額はこの何倍もの金額になります。卸問屋から薬局まで、それらすべてが製薬会社が関与している既得権益者ということができますね。
ちなみに私もアレグラFXで奮闘してます。これがないと外出できません。
他方、市販品より医療用の方が金額は大きくなります。厚生労働省のHPで「その他のアレルギー用薬」の生産額を見ると平成27年度で約2261億円分の薬が生産されています。生産金額なので、販売金額に換算すると莫大なものですね。製薬会社は儲けてないよという人は何を見て儲けてないとおっしゃっているのでしょうか。
この製薬会社、圧力かけてないというより、結果的に圧力かかってるんじゃないの?という思いがあります。その対象となるのが次の広告代理店等です。
広告代理店・テレビ業界・新聞その他媒体
広告業界。この季節はテレビやネットで抗アレルギー薬のCMを見ない日はありません。そのCMを出しているのが先ほどの製薬会社。それを請け負っているのが電通や博報堂などの広告代理店。テレビやネット業界はその恩恵を受けています。
この季節、広告代理店はこの季節の製薬会社には頭があがらないでしょう。少しでもこれらのメーカーの気に障りそうな報道をした場合、一定の配慮を求めるのが普通になっている気がします。
これだけ花粉症の患者が多く、苦痛に感じている人が多いにもかかわらず、テレビでは花粉症の根本原因など追求することはありません。その理由が広告主に製薬会社が入っているからと考えれないでしょうか。
代理店経由で多額の広告を打ってもらっている製薬会社の商品が売れなくなる様な報道はできなません。よって、テレビ各局は花粉症対策の話題は出しますが、そもそもの根本対策(杉や檜の伐採)を促すような報道は全くしません。
花粉症を撲滅するために動ける情報媒体が利益じゃぶじゃぶの状態で、本当の悪魔の正体が何なのかを明らかにすることはありません。これはテレビだけでなく週刊誌等も同じ状態です。
その結果、国民はただただ苦しんでいるだけの状態がずっと続いています。
林業従事者
ここは仕方がないと言いたいですが、あえてそうは言いいません。理由は簡単。本来切るべき木を切っていないからです。30年以上たった杉が花粉を多く撒き散らします。30年経った杉を伐採しないといけないのにそれを放棄してしまっています。
放棄している理由が、木を切ったとしてもお金が儲からないからです。国産の木材は高すぎて利用されることがなくなってきている。植えた時には補助金がもらえるので、補助金生活しかできない。
そんな仕組みを作っているのが政治家。1つ目に戻ります。
花粉症では死なないは嘘、結果的に鬱になることもある
花粉症は慢性的な喪失感が長期間続きます。一度花粉症になると他の花粉芋反応し、その期間が長くなることもあります。結果、その状態が続くことで鬱と同じような症状に陥ることがあります。
花粉症は死なないから利益のためならなんのそのと言って、対策を講じなかった人にはその責任があります。多くの人を不幸にしている現状の惨事をきちんと見て対策を講じてほしいものです。
対策は簡単!林野庁の対策に切り込み!
政府は2015年にようやく重い腰を上げ始めています。それが林野庁の対策で、小花粉や無花粉への杉の植え替えの推進があります。小花粉はこれまでの10分の1以下の花粉になるとありますが、花粉症患者からいうと、10分の1でも多いですから植えないでほしいですね。
そんな林野庁の対策をして私たちはいつ楽になるのでしょうか?
無花粉杉を植えて私はいつ楽になるの?
杉は樹齢30年で花粉が増えます。その樹齢30年以上の杉が着られないまま存在しているため花粉症の患者が増大しているのです。その木を切らないと花粉は出続けます。
これから植える杉を全て無花粉杉にしても、樹齢30年以上の木は切らないなら、私たちは生涯ずっと花粉症の楔を背負って生きることになります。なぜなら、樹齢30年以上の木が減らないから。
対策は超超簡単です。
問題:花粉を出している杉が100本あります。どうすれば花粉がなくなりますか?
林野庁の対策 :杉を植えるときに無花粉杉を植えましょう!
近所の小学生の回答:その木を切ればいい。
常識とは逸脱している対策を考え出す林野庁。林野庁の役目が木材の自給率向上などを使命としているために、単なる伐採ができないでいるのでしょうか?それとも政治家からの圧力があるのでしょうか?
いづれにせよ、無策としか言いようがないですね。
樹齢30年以上の杉、檜伐採に補助金を出せ!
切ってもお金儲けできないからと切らない林業従業者への対策として、樹齢30年以上の杉や檜を切ったらお金を出すという補助金を出せばいいただそれだけです。逆に花粉の多い杉を植えても補助を出さないようにしてください。
そうすれば林業従事者は花粉のなる木をバッサバッサと切りまくるでしょう。植えるより簡単です。林業だけで富裕層増えるでしょう。それでも国民は喜びます。無駄な建物や3月に集中する不要な工事の一部を林業の伐採の補助金にあてがってください。
工事従事者に伐採だけやってもらってもいい。それだけで思った以上に日本は変わります。
放置林が多く、土砂崩れなどの災害の原因になることが問題となっている昨今。木を切ることで環境が戻ることもあるでしょう。林業のあり方を刷新して一から立て直しを考える機会としてもいいのではないでしょうか?
本当は春が好きなんだ!そう、花粉がなければね。
花粉がなくなれば春が好きな人が多くなります。さくらが本当に綺麗だと鑑賞できるようになります。多くの日本人はそれを渇望しています。秋が好きだという理由は春に花粉がある。二番煎じで秋が好き。少なくとも私はそうです。
寒い日から少し暖かくなって、太陽の暖かさに春を感じる。梅やさくらが綺麗に咲き乱れて、新しい生命の息吹を感じる。そんな春が大好きでした。そう、花粉症になるまでは。昔の記憶を思い起こしたい。それを体感したい。それが今、多くの国民が渇望していることだと私は思います。
ぜひ杉、檜の伐採をお願いいたします。