
流行っているからセンスが良いと言う理由。ファッションの不思議。
ファッションセンスのいい人を見て、センスがいいと思えない自分がいる。ファッション系の評論家が着ている服を見た時、「奇抜でよくわからない」と思うことがほとんど。他の人と同じものを着ないというスタンスであればわかるけれど、奇抜なものを強要して広めているところがわからない。そんな感じです。
「服のセンスが良い」はファッション業界の利権
ファッションの評論家的な人がファッションチェックをしている時にときどきいう言葉。
最近流行りだからセンスがいい!
これが全てを物語っているように思う。ファッション業界の住人はファッション業界から収入を得ている。よって、その人達はファッション業界が潤うことが大切なわけで、センスの良し悪しは本来の良さよりもファッション業界の意向が判断基準の上位にくることになっている。
評論家自体も、知らないうちにその意識を植えつけられているというのが今のファッション業界だと思います。
流行り廃りを作ることで潤うファッション業界
着ている服が着ている人に似合っていたとしても、それが昔の流行ファッションであればそれはセンスがないことになる。それが不思議で仕方がない。似合っているのであればセンスがいいという当たり前の判断はしてくれない。
何故なら、人が同じものを着続けるということは服の買い替え需要がなくなることを意味するため、ファッション業界の儲けが減ることを意味するから。古いものは淘汰され、何年か後にまた流行らせる。そのようにルーチン化すれば考えることも不要になる。楽をするための仕組みそれが流行り廃りを作る上で重要なこと。
ネクタイをしないのは失礼でかっこ悪い?は嘘。
ネクタイも同じ。ネクタイは首を締め付けるため肩こりの原因になる。結果生産性が落ちるという代物。ネクタイは布の切れ端などを支えるため、減価率はすごくいい。だからネクタイをしない人はダメな人だと決めつけるプロモーションを展開している。それに感化された人がネクタイがダメだと言いふらす。そう言っている人の方がかっこ悪いというのが事実だと思う。
ネクタイしたい人はネクタイしていい。したくない人はしなくていい。首元が寒いならばマフラーをすればいい、タートルネックを着ればいい。それを許容しない人は心が広くない人。自分のルールを人に押し付けたいだけの人だと思う。
本当の当たり前を当たり前だと思える時代へシフトを!
ユニクロがファッション業界を変えた。奇抜な服装をする必要がないという認識を与えた。安価で高品質なものを提供し始めた。クールビス、ウォームビスは意味のなかったネクタイが不要だと認識させた。新興企業がスーツを否定した。それに追従して大企業もスーツを否定しつつある。
これらは意味のないことを意味あるものだと洗脳してきたファション業界が壊れることを意味する。それは素晴らしい世界。違いを許容することで広がる「普通の世界」がこの先の未来であることを願いたい。