より良い環境作りのための、良いレッテル貼りの習慣

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最近、レッテルを貼られることが多くなりました。○○な人だ、とか○○だよねとか。

このレッテル、簡単に人につけている人はいませんか? 気をつけてください。レッテルを貼られた人が、このレッテルを剥がす作業がとても大変で苦労しているのです。簡単に、そして無意識に人に対して貼ってしまっているレッテルの影響をまとめました。

  • 知らない間に相手にレッテルを貼ってはいませんか?
  • 冗談が冗談ではなくなる多重レッテル
  • 相手にレッテルを貼るならいいレッテルにしよう
  • 自分にいいレッテルを張ることで自分を向上させる

知らない間に相手にレッテルを貼ってはいませんか?

人と接する時、相手を「自分が認知できる範囲内」で「こういう人だ!」と決めつけてしまうことがよくあることです。相手が自分の認知できない行動をしたときに、何故あの人がこんなことをするのだろう、というギャップに驚くのはそのせいですね。

この自分の中の思い込みを人に伝えた場合、これが相手にレッテルを貼る行為となります。このレッテルとは「自分の認識を相手に押し付ける張り紙」でしかありません。それは自分が相手のことを全て知っているわけではないからです。

言葉ではなく、態度にも出てきます。何気ない態度が相手に影響を与えていることにも注意が必要です。よくある人をあざ笑う行為である「鼻で笑う」ことは注意が必要です。言葉で発せずとも相手に伝わってしまいます。

他には、これはあなたがやるべきことだとか、これはこうあるべきとべき論をよくいう人も気をつけてください。それはべき論では物事が解決しません。もっと柔軟に対応する必要があるのは、べき論を言っている人です。このべき論もレッテルの一種だと理解してください。

冗談が冗談ではなくなる多重レッテル

このレッテルで一番怖いことは、多重レッテルです。1つ、あるいは1人から貼られたレッテルはそれほど効果はないものの、それが複数個、複数人から一定間隔で同時期に貼られてしまうとこのレッテルが強く作用し、貼られた人の心に及ぼす影響が大きくなります。

ツッコミや相手をいじるために、本気ではなくただの冗談で言う人もいるかもしれません。しかし、それがこの多重レッテル状態になれば、受け流せない心理状態を形成してしまっていますから、冗談が冗談ではなくなります。そこからは負のスパイラルでしかなくなります。

負の作用をもたらす多重レッテルを貼られた人は大変です。自分に自信がなくなり、やる気さえも失われます。どうすればうまくいくかを考えることができなくなり、最後には鬱になってしまうこともあります。しかも、そのきっかけを作った人はその理由がわかりません。

相手にレッテルを貼るならいいレッテルにしよう

負の作用をもたらす場合は、負のスパイラルへ陥りますが、その逆ができれば、人のメンタルが向上し、意欲を湧きださせることができます。だから、できるだけ人にはるのはよいレッテルになるように意識するといいと思います。

人を褒めたり、認めたり、尊敬すること。その言葉を表に出し、それを周囲の人と共有すること。この当たり前の環境作りとそれを支え合う環境を作ることこそ、よい環境作りの基本です。

周囲の関係がよい関係になっているところには、よいレッテル貼りの名人がいることがままあります。そんな名人を見つけ出して、その振る舞いを参考にしてみるといいと大変参考になりるので、言動が表現を観察すると面白いですと思います。

もう一つ注力して観察するところとして、よい環境作りのためには、最低もう一人サポート役が必要だということも忘れてはいけません。サポート役とは、つまりよいレッテルに賛同する人です。

先ほども述べたように、複数回、複数の人にレッテルを貼られると、貼られたレッテルの影響力が増大します。これは悪いレッテルにもそうですが、よいレッテルにも当てはまることです。サポート役はこの増幅機能です。最低この2人でよい多重レッテルの環境が作られます。

自分にいいレッテルを張ることで自分を向上させる

友人知人に頼んでもメンタルが向上できない。周りにプロの負のレッテル貼り屋がいてどうしようもできない。そんな時はどうすればいいか。それは、自分で自分によいレッテルを貼るとことです。最後に自分で自分を信じましょう。

通常、自分で自分に良いレッテルを貼っても粘着力が弱くてすぐ外れてしまいます。ただ、この粘着力を強力にすることができるアイテムが存在します。それが努力です。手前味噌な感じがしますが、これが一番です。その努力の指標としては時間を使いましょう。

何かをしている時間は、一見だれもが簡単に稼げるパラメータです。やればいいだけ。でも実際にこの時間を定常的に稼ぐことは難しいことです。多くの人がすぐに飽きてしまい、この時間を稼ぐことができないせいで、多くのことに挫折している人が多いのが実情です。

何かに従事した時間、英語、会計、プログラミング、スポーツ、学校の勉強。仕事の中の細かい作業でもいい。何かしら物事に従事している時間を記録してみる習慣をつけてください。そして、その時の気づきをメモしてみて後で見返してみる。

それができれば、自分のレッテルは強力となり、人に何か言われたからといってビクともしない自信が出てきます。小さいことからコツコツとw。これを実践することで自分自信によいレッテルを貼り、自信をつけて新しいことに挑戦しましょう。

そして自分が考えて自分が決めた、本当の自分の新たな人生を切り開いてください。

 

注意事項!

危機的レベルの負のレッテル貼り屋がいることもまれにあります。そんな時は自分で抱え込まずに、まわりに相談。それでも対応できない場合は上司や教師に相談。どうしてもダメな場合は逃げたほうがいいこともあります。もちろんその時は、法的措置まで考えます。

世の中、それほど単純ではないことも多々ありますので。一度逃げても次にまた攻勢にでればいい、何度失敗しても立ち上がることが重要。立ち上がる余裕がある時に行動に移すべきだと思います。経営者でいうと、失敗してなんぼ。失敗から学ぶことこそが人の価値です。

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