
Abema Prime:新型コロナ法制”緩和”検討 なぜ今? 医療体制どうなる? 日常を取り戻す方法は?の感想(2021年8月10日放送)
Abema Prime【医療総動員】「どう社会を元に戻すかが重要」国が5類相当への見直しを検討?新型コロナの致死率を考慮?感染爆発に医療体制をどう構築?【緊急事態宣言】
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色々主張されているけど、時系列がはっきりしていないのは話にならない。コロナ対策はタイミングが重要で、主張のただしさを証明するなら、主張していた時点の状況(ワクチン未接種状態)で説明できる主張を展開してほしところ。今後はドンドン前提が書き換えられていく感じなのかな?
昨年からこれ実施していれば、パンデミックは必死だっただろうなと思った。
■主張内容 ※見ながら拾い上げたものなので漏れがあるかも
- 新型コロナのそこまでの致死性を持った感染症ではないことが他国のデータから明らか
- 致死性を見ると新型コロナは5類に分類される。水疱瘡5類なら新型コロナも5類
- 2類相当から5類相当へ引き下げ軽症患者は診療所で見れるようにせよ
- 新型コロナより経済の疲弊の方が切実
- 感染者が出たら診療所閉鎖して消毒が必要だと続けれない
面白いのは医療従事者へのワクチン接種も完了しない昨年から主張されている点だということ。
■ちょっと調べて考えたらわかること
- 診療所の医者は重症化リスクの高い高齢者が多い(平均年齢58歳)
- 医療従事者向けのワクチン接種は、5〜6月頃に終わった(昨年は未接種多数)
- 重症化リスクの高い高齢者向けのワクチン接種がようやく行き届いてきている
- 日本で致死性が低くなっているのは、重症化リスクの高い人がワクチン接種したから
- オーストラリアではレストランで時間をおいて訪れた人が感染している(消毒は必要)
- 水疱瘡の致死率=0.00002%と低い
- 新型コロナの致死率は世界で2%程度と高い
- 新型コロナは複数回感染する病気。若い人の中等症患者が増えると経済も回らなくなる
- 最終的には、インフルエンザと同様の対応になると一般的に予想されている
政府の施策は、医療従事者を初め、その他重症化リスクの高い人のワクチン接種率をベースに政策を展開しているように見えるので真っ当だと思う。
昨年時点では診療所で診療したくても、診療所が高齢者でワクチン接種もできていないから対応できなかったんだと思う。今、ようやくリスクが少なくなってきているので、政府は軽症者を診療所で見せるように進めようとしているんだろうと。普通に考えればそうだよね。
今後、日本産のワクチンも出てきてワクチン接種率も上がり、薬もでてくるので通常の診療所で見れるようにはなると思う。でもそれは、多くの人が重症化しない状態になることが前提になるはず。重症化リスクが高くなれば、大病院の重症化患者の受け入れ体制強化が必要で診療所だけ対応不可能なため。
今後、感染症の5類に分類されたとしても、それは普通のことで、この人の主張の正しさの証明ではないことに注意。データが示しているとかいうけど、そのデータをパネルで見せてくれたらいいんだけど、どこにそんなデータがあるのか不明。追加説明求めたいね。
経済かコロナ対策かとよく言われるけど、コロナ対策しなかったら経済が疲弊するという考えがないのかな?正解の感染拡大したところを見ると、パンデミック起こした後に何も対策せずにそのまま放置できる状態になった国は無いと思うんだけど。スウェーデンですら対策をしたんだから。
これから中等症患者が増えてどうなるかは注視したいところ。
わかしんさん、佐々木さん、池澤さんあたりは結構まともなフラットな視点を持っているのが凄いなと思う。ひろゆき氏ならデータへのツッコミとかボコボコにやりあっただろうから、最後の最後までやり合う場を設けてほしいな。